こんにちは、カメちゃんです!
社会人になって働き出すと、誰もが一度は考えること。
「自分の趣味ってなんだろう」
この疑問について、僕自身も考えてきましたし、周囲の人との話題としても結構話してきました。
この記事を読んでいるあなたの趣味は何でしょうか?
今日は、そんな僕自身の趣味についての記事です。
そもそも僕の趣味は何か?
僕の趣味はダーツです。
これを聞いて、このブログを読んでいただいている方は、こう思ったかもしれません。
「カメちゃん、視覚障害者なのにダーツできるの?」
実は、目が見えにくくてもダーツ、できます!
もちろん、視覚障害者でダーツをしている人というのはマイノリティーかもしれません。
でも、だからこそ僕自身の視点でダーツについて語れるんじゃないかと思います。
ただダーツの情報だけを並べても、僕が語る意味がありません。
そこで今回は、視覚障害のある僕が実際にどうやってダーツを楽しんでいるのかを、実体験を踏まえて書いていきます。
視覚障害のある人やその家族、趣味がない人、何か面白いことをしてみたい人にも読んでもらえたら嬉しいです。
この記事をきっかけにダーツに興味を持った方は、ぜひ一度プレイしてみてください。
では、早速書いていきましょう!

視覚障害のあるカメちゃんがダーツに出会ったきっかけ
そもそも僕がダーツを始めたきっかけは、友人の誘いでした。
いつものように行きつけの飲み屋でお酒を飲みながら話していると、
「この後ダーツに行くけど一緒に来る?」
と一言誘われました。
特に用事もなかったし、ダーツってやったことがなかったので、即答で「行く!」と返事しました。
僕の中では、ダーツは西部劇や海外のイメージがありましたが、こんなに気軽にプレイできるものだとは思ってもみませんでした。
初めて見たダーツマシンにびっくり
初めて行ったのは、ダーツ投げ放題のお店でした。
第一印象は、「ダーツの盤面、めちゃくちゃ光ってる!」でした。

今になって思えば、僕がそれまでイメージしていたのはハードダーツ。
僕がこの日初めて経験したソフトダーツは機械でできていて、盤面は光るわ、音は出るわ、モニターで演出は出るわで、一言で言って「すごいやつ」でした。
正直、ダーツの投げ方すらわからない僕でしたが、友人たちに誘われるまま投げてみました。
1本目を投げてみると、何かの演出が流れてきました。
盤面に当たった瞬間に音が鳴るので、見えにくい僕でも、その瞬間がよくわかりました。
ダーツを投げるスローラインからダーツボードまでは約2.4mありますが、これが意外と難しい。
何回か投げていると、気持ちのいい「パヒューン」という音が流れてきました。
真ん中の「ブル」です。
ブルに当たることは本当に気持ちが良くて嬉しかった。
それと同時に、周りから歓声が上がるのも気持ちよかった。
その時、僕は思いました。
「ダーツには中毒性がある」
投げ方を一通り覚えてからは、いろいろなゲームをプレイしました。
ビギナーズラックで初めての僕でも勝てたので、「これなら周囲と対等に勝負ができる」と思いました。
その時から、すっかりハマっていきました。
あれから約3年。
上手になったとは言えませんが、今でも休日にはダーツを楽しんでいます。
実際どうやって視覚障害のあるカメちゃんがダーツをやっているのか?
ここからは、僕が実際にダーツをするときに、どんな工夫をしているのかをお話ししていきます。
基本的な投げ方そのものは、ほかの人と大きく変わったことはしていないと思います。
プロの人が見ると、独特な姿勢とは言われましたが(笑)
僕が特に意識しているのは、次の3つです。
- スローラインの確認と目印
- 光る盤面を選ぶ
- 投げる前に声を出す
① スローラインの確認&目印
ダーツを投げる位置を示すラインを「スローライン」と言います。
大概の人は、目で見てこのラインを確認します。
ですが、お店によってはラインが色落ちしていたり、僕には見えにくかったりすることがあります。
その時は、足で触ってスローラインを確認します。
スローラインはシールのようになっていることがあり、床との間にわずかな段差があります。
僕はそのわずかな違いを足で探して、位置を確認しています。
そして、周囲が広くて邪魔にならない場合は、スローラインの手前に自分の白杖を横に倒して置くこともあります。
こうすれば、足元でラインの場所がわかるので、投げるたびに確認する必要がありません。
手も汚れないので、一石二鳥です!

ただし、白杖を床に置く場合は、ほかのお客さんが歩く場所をふさがないように注意しています。
② 光る盤面を選ぶ
先ほどお話ししたハードダーツと違い、ソフトダーツでは光や音による演出があります。
ただ、すべてのダーツマシンが同じように盤面全体を光らせるわけではありません。
正直、僕にとっては盤面が光っているかどうかで投げやすさがかなり変わります。
光らない台になると、僕にはかなり投げにくくなります。
僕が普段利用するお店でよく見かけて、投げやすいと感じているのが「DARTSLIVE」です。
ゲームによっては、光によって狙う場所を教えてくれるものもあります。
その場合は、僕の残っている視野を使いながら盤面を確認しています。
目に入っていることと、そこに当たることは全く別の話ですが(笑)

※狙うポイントが光っているダーツ版
③ 投げる前に声を出す
これは、僕がダーツをするときに一番気をつけていることかもしれません。
ダーツを置いているバーなどでは、ダーツを投げている場所を人が横切ることがあります。
バーの構造上、狭かったり、席の配置の問題で仕方がなかったりする場合もあります。
ただ、僕の場合は周囲がちゃんと見えているわけではありません。
そのため、僕とダーツボードの間をお客さんが横切っていることに気づかない可能性があります。
今まで怪我をさせたことはありませんが、ヒヤッとする場面はありました。
そこで僕は、投げる前に「投げます!」と声を出して、周囲に知らせるようにしています。
万が一、ダーツが目などに刺さったら大惨事ですからね。
ダーツが上手になることや、ブルに当てる練習ももちろん楽しいです。
ただ僕は、それ以上に楽しく、怪我なくプレイすることが一番大切だと思っています。
実際に僕がダーツを投げている様子
ここまで文章で説明してきましたが、実際に見てもらった方が早いと思います(笑)
僕が実際にダーツを投げている様子はこちらです!
▼ここにダーツを投げているショート動画を貼ります
動画を見ると、僕が特別な投げ方をしているわけではないことも分かってもらえると思います。
見え方に合わせて少し工夫はしていますが、それ以外は普通にダーツを楽しんでいます。
視覚障害者でもダーツをしている人はいる
僕が通っているダーツショップの店員さんから、全盲のダーツプレイヤーもいると聞いたことがあります。
当然、見え方や障害の程度によって、ダーツの楽しみ方は人それぞれ違います。
店員さんから聞いた話では、鈴をつけたダーツを使ったり、隣にいる人にダーツが当たった場所を教えてもらったりしながらプレイしている人もいるそうです。
僕自身がその方法でプレイしているわけではありませんが、
「見えないからダーツはできない」
と決めつける必要はなく、工夫次第でいろいろな楽しみ方があるんだなと思いました。
日本には障害のある人が参加するダーツ大会もある
この記事を書くにあたって調べてみると、日本にも障害のある人を対象としたダーツ大会が実際にありました。
公益社団法人日本ダーツ協会では、「日本障がい者ダーツ選手権大会」が開催されています。
日本ダーツ協会の大会情報はこちら
僕自身、これまで「障害者向けのダーツ大会って日本にもあるのかな?」と思っていました。
実際に大会があると知ると、ちょっと興味が湧いてきます。
いつか機会があれば、僕も参加してみたいですね。

3年間続けて感じたダーツの魅力
初めてダーツを投げてから、約3年が経ちました。
僕が思うダーツの魅力は、何より気軽に始められることです。
お酒を飲みながら気軽にプレイすることもできますし、本気で極めたい人でなければ、失敗することだって楽しみの一つです。
もちろん、お酒を飲まなくても普通に楽しめます。
ダーツが人と仲良くなるきっかけになる
そして、僕が好きなのがダーツをきっかけに人と仲良くなれることです。
僕は一人旅をしている時、旅先でダーツバーによく行っていました。
初めて入ったダーツバーでも、一緒にプレイすると、そこから自然と会話が広がることがあります。
実際、僕はダーツをきっかけに連絡先を交換して、今でも交流している人がいます。
年齢も仕事も住んでいる場所も違う人と、ダーツ1本で同じゲームを楽しめる。
これは、ダーツの面白いところだなと思っています。
上達していく楽しみがある
実際にダーツをやったのをきっかけに、どんどんハマっていく人も何人も見てきました。
昨日より少し狙った場所に投げられた。
前よりブルに入るようになった。
友達に勝てるようになった。
そんな小さな成長を感じられるのもダーツの魅力です。
上達する楽しみがある趣味を一つ持っていると、日常のちょっとしたモチベーションにもなると思います。
ちなみに、このブログ記事を書いているリアルタイムの今、実はダーツをしに向かっている途中です。
今日も楽しいゲームができるといいな。
まとめ|見えにくくてもダーツは楽しめる
今回は、視覚障害のある僕がダーツを始めたきっかけや、実際にどうやってプレイしているのかを書いてきました。
僕の場合は、
- スローラインを足や白杖で確認する
- 光るダーツボードを利用する
- 投げる前に周囲へ声をかける
といった工夫をしながら楽しんでいます。
ちょっとしたきっかけで始めたダーツでしたが、約3年続く趣味になるとは、自分でも思っていませんでした。
視覚障害があるからといって、最初から趣味の選択肢を狭める必要はないと思っています。
「できるか、できないか」ではなく、「どうすれば楽しめるか」を考えてみる。
ダーツは、僕にとってそれを実感させてくれた趣味の一つです。
もしこの記事を読んで「ダーツ、ちょっと面白そうだな」と思った方がいたら、ぜひ一度投げてみてください。
僕もまだまだ上手とは言えませんが、これからも楽しみながら続けていこうと思います。
今後はダーツ関連の記事も少しずつ書いていく予定です。
興味があれば、また読んでもらえると嬉しいです!

