
はじめに
あなたは、視覚障害者でもスマートフォンを使えることを知っていますか?
これは僕個人の体感ですが、周りの視覚障害者を見るとiPhoneを使っている人がとても多い印象があります。
これは僕個人の体感ですが、周りの視覚障害者を見るとiPhoneを使っている人がとても多い印象があります。
この記事では、
- 視覚障害者でもスマホを使える理由
- iPhoneとAndroidの違い
- 僕がiPhoneを選び続ける理由
- AIによって変わる視覚障害者の未来
について紹介します。
視覚障害がある人やその家族、これからスマホの機種変更を考えている人の参考になればうれしいです。

僕のスマホ歴|iPhoneとAndroidを13年間使ってきた
僕が初めてスマホを持ったのは15歳、高校入学前でした。
最初はAndroidを使っていましたが、盲学校へ進学したことをきっかけにiPhoneへ乗り換えました。
その後もiPhoneとAndroidの両方を使いながら、自分にとって本当に使いやすいスマホを探してきました。
これまで13年間で、
- iPhoneを3台
- Androidを3台
使ってきました。
そして現在はiPhoneを使っています。
その経験を踏まえて感じるのは、どちらも十分便利なスマホだということです。
しかし、それでも僕がiPhoneを選ぶ理由があります。

視覚障害者でもスマホは使える?アクセシビリティとは
「目が見えないのにスマホ使えるの?」
これは僕がよく聞かれる質問です。
白杖を持って歩いている僕がスマホを操作していると、
「見えてるやん!」
と驚かれることもあります(笑)。
実はiPhoneにもAndroidにも、アクセシビリティという機能があります。
アクセシビリティとは、障害の有無に関係なく、誰もがスマートフォンを使いやすくするための補助機能のことです。
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 身体障害
- 発達障害
など、さまざまな人が利用できる機能が用意されています。
そのおかげで、見えにくい人や全盲の人でもスマホを活用することができます。

僕が毎日使っているiPhoneのアクセシビリティ機能
1. VoiceOver(音声読み上げ)
これは視覚障害者にとって欠かせない機能です。
VoiceOverは画面上の文字やボタンを音声で読み上げてくれます。
音声速度や声の種類も変更できるので、自分に合った設定にカスタマイズできます。
僕は弱視ですが、
- ニュース記事
- SNS
- 長い文章
などは音声を使って読むことが多いです。
目で読むよりも早く情報収集できることもあります。
ちなみにAndroidでは「TalkBack」という機能がこれにあたります。

2. 色の反転
色の反転は、その名の通り画面の色を反転させる機能です。
僕は白背景に黒文字よりも、黒背景に白文字の方が見やすいのでよく利用しています。
iPhoneでは背面タップに設定することができ、本体をトントンと叩くだけで色を切り替えられます。
外出先でも素早く変更できるので重宝しています。

3. 画面拡大機能
文字や画像を大きく表示する機能です。
通常のピンチアウトでは拡大できない場所でも利用できます。
小さい文字を読む時や細かい情報を確認する時には欠かせません。
学生時代には、この機能を使いながらスマホゲームを楽しんでいました(笑)。

4. カメラ拡大鏡
iPhoneのカメラを使って、
- 書類
- メニュー表
- ポスター
- 商品ラベル
などを拡大表示できます。
さらに色やコントラストも変更できるため、自分が見やすい状態に調整できます。
紙媒体がまだまだ多い日本では、活躍する場面がたくさんあります。
Androidにも同じ機能はある
ここまで読むと、
「じゃあAndroidは使えないの?」
と思うかもしれません。
そんなことはありません。
実は今回紹介した機能の多くはAndroidにも搭載されています。
音声読み上げや画面拡大など、基本的なアクセシビリティ機能はどちらのスマホでも利用できます。
そのため、「視覚障害者だから絶対にiPhoneを選ぶべき」というわけではありません。

それでも僕がiPhoneを選ぶ3つの理由
理由① ショートカット操作がわかりやすい
iPhoneはアクセシビリティ機能へのアクセスがとても簡単です。
背面タップやサイドボタンを使って素早く機能を切り替えられます。
必要な時にすぐ使えるのでストレスがありません。
理由② 設定がシンプル
iPhoneは設定画面が比較的わかりやすく、機種が変わっても大きく操作方法が変わりません。
そのため機種変更後も迷うことが少ないと感じています。
理由③ VoiceOverの操作感が自分に合っている
これは完全に個人の好みです。
AndroidのTalkBackも優秀ですが、僕はVoiceOverの方が使いやすく感じます。
またTalkBackの操作音が少し苦手でした。
長時間利用する機能だからこそ、こうした細かな違いも意外と大きいと思います。
視覚障害者向けの便利なアプリもたくさんある
スマホ本体の機能だけでなく、便利なアプリも数多くあります。
- ChatGPT
- Seeing AI
- Be My Eyes
- Google Maps
僕自身、独身時代は一人旅をすることが多く、ナビアプリや交通案内アプリにはかなり助けられました。
便利なアプリは今も増え続けています。

AIの進化で視覚障害者の生活はさらに便利になる
ここ数年で特に驚いたのがAIの進化です。
僕自身もChatGPTのカメラ機能を活用しています。
例えば、
- 目の前の商品が何か知る
- 書類の内容を確認する
- 周囲の風景を説明してもらう
- 商品を調べる
といったことができます。
10年前には想像できなかったことです。
視覚障害者にとってAIは単なる流行ではなく、生活の自由度を大きく広げてくれる存在だと思っています。
もちろん使いこなすための学習は必要ですが、これからの時代には欠かせない技術になるでしょう。
iPhoneにもデメリットはある
- 本体価格が高い
- Androidよりカスタマイズ性が低い
- 機種によってはAndroidの方が使いやすい場合もある
そのため、最終的には実際に触って自分に合うものを選ぶのが一番です。

まとめ|視覚障害者の僕が今もiPhoneを選ぶ理由
僕は13年間、iPhoneとAndroidの両方を使ってきました。
その結果感じているのは、「視覚障害者でもiPhoneとAndroidのどちらも十分使える」ということです。
しかし、
- ショートカットの使いやすさ
- アクセシビリティ機能の完成度
- VoiceOverの操作感
これらの理由から、僕は現在もiPhoneを選んでいます。
そしてAIの進化によって、これから視覚障害者ができることはさらに増えていくはずです。
スマホは使い過ぎると肩こりや目の疲れの原因になることもありますが、生活を便利にしてくれる大切な道具でもあります。
せっかく使える技術があるなら積極的に活用し、もっと自由に生活していきたいですね。
もし皆さんがおすすめのアプリや便利な使い方を知っていたら、ぜひコメントで教えてください。
また、視覚障害者の生活について気になることがあれば気軽に質問してください。ぜひ一緒に情報交換しましょう。


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