白杖の購入場所・選び方・補助制度を解説

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前回の記事では、僕の白杖が自転車に巻き込まれて折れてしまった体験と、もし事故が起きたときの正しい対処法についてお話ししました。

その中で、「白杖はどこでも買えるわけではない」という話にも少し触れました。

そこで今回は、実際に視覚障害者はどこで白杖を購入しているのかについて、僕自身の経験をもとにお話しします。

この記事は、次のような方に向けた内容です。

  • これから白杖が必要になる方
  • 視覚障害について知りたい方
  • 白杖について興味がある方

そんな方に読んでいただけたらうれしいです。

実は僕自身も視覚障害になった当時は、「白杖ってどこで買うんだろう?」という状態でした。

そもそも実物を近くで見たことすらありませんでした。

だからこそ、この経験が誰かの役に立てばと思っています。

デパートにもスーパーにも白杖は売っていない

「白杖ってどこで買えるの?」

結論から言うと、専門の販売店や事業所から購入する必要があります。

高齢者の方が使う歩行用の杖であれば、百貨店やホームセンター、介護用品店などで見かけることがあります。

一方で、白杖はそうではありません。

スーパーやコンビニはもちろん、多くのお店では取り扱っていません。

白杖は、一般的な歩行用の杖とは役割が異なります。

視覚障害者が安全に歩くために、路面の状態や障害物を確認したり、周囲の人に視覚障害があることを伝えたりするために使われます。

理由はいくつかあると思いますが、一番大きいのは、使う人が限られているため大量に流通する商品ではないからです。

そのため、必要になったら専門の事業所へ連絡して購入することになります。

僕が白杖を購入してきた方法

これまで僕は何本もの白杖を使ってきました。

その都度、専門の事業所へ連絡し、自分の体格や使い方に合った白杖を注文しています。

初めて白杖を購入したのは、盲学校に通っていた頃でした。

先生に相談し、学校を通して事業所から購入しました。

在学中に3本ほど購入し、その後は県の視覚障害者協会などを通して購入しています。

現在は専門店の通販でも購入できる

最近では、視覚障害者向け用品を扱う専門店の通販でも白杖を購入できます。

自宅から注文できるため、すでに使いたい白杖の種類や長さが決まっている人にとっては便利な購入方法です。

初めて白杖を購入する方は注意が必要です。

白杖は、身長や歩き方、使用する場面によって適した長さや種類が変わります。分からないまま通販で購入すると、自分に合わない白杖を選んでしまう可能性があります。

初めて白杖を選ぶ場合は、まず視覚障害者支援センターや歩行訓練士などに相談してから購入することをおすすめします。

専門家に相談することで、自分の身長や歩き方に合った白杖を選びやすくなります。

白杖は壊れた当日に買い替えられるとは限らない

白杖は、壊れたからといってその日のうちに買い替えられるものではありません。

例えば傘なら、急に壊れてもコンビニですぐに買えます。

でも白杖はそうはいきません。

注文してから受け取るまでに時間がかかることもあります。

だからこそ、予備の白杖を持っている人も少なくありません。

白杖を毎日の移動に使っている人は、予備を1本用意しておくと安心です。

破損や紛失などのトラブルが起きたときでも、予備があれば日常生活への影響を小さくできます。

白杖が欲しいときはどこに相談すればいい?

では、実際に白杖が必要になったら、どこへ相談すればいいのでしょうか。

僕がおすすめする方法は、主に次の2つです。

  1. 視覚障害者支援センターや協会に相談する
  2. 市役所・区役所に相談する

① 視覚障害者支援センターや協会に相談する

各都道府県には、視覚障害者協会や生活支援センターがあります。

関西なら、「ライトハウス」のような施設が有名です。

こうした施設では、白杖の購入だけでなく、視覚障害者の生活に関するさまざまな相談にも乗ってくれます。

インターネットで探す場合は、次のような言葉で検索してみてください。

「視覚障害者センター ○○県」

「視覚障害者協会 ○○県」

○○の部分に、自分が住んでいる都道府県名を入れて検索すると、最寄りの相談窓口を見つけやすくなります。

専門スタッフが対応してくれるため、初めて白杖を購入する方でも相談しやすいと思います。

② 市役所・区役所に相談する

もう一つは、住んでいる地域の市役所や区役所へ相談する方法です。

白杖は日常生活用具として給付制度の対象になっている自治体が多く、申請すると購入費用の補助を受けられる場合があります。

僕自身も、新しい白杖が必要になるタイミングで役所へ申請しています。

過去に制度を利用したことがある場合は、以前の購入履歴が残っていることもあり、手続きが比較的スムーズに進む場合があります。

また、事前に利用したい事業所を決めておけば、その事業所を通して購入できる場合もあります。

給付制度の内容や自己負担額は、自治体によって異なります。

申請前に購入してしまうと制度を利用できない可能性もあるため、先に市役所や区役所の障害福祉担当窓口へ確認してください。

初めて白杖を購入するときの流れ

初めて白杖を購入する方は、次のような順番で進めると分かりやすいと思います。

  1. 視覚障害者支援センターや市区町村の窓口へ相談する
  2. 自分に合った白杖の長さや種類を確認する
  3. 給付制度を利用できるか確認する
  4. 必要書類をそろえて申請する
  5. 専門の事業所や販売店へ注文する
  6. 白杖を受け取り、必要に応じて使い方の指導を受ける

制度や手続きの流れは地域によって異なるため、分からないことがあれば一人で悩まず、まずは窓口へ相談してみてください。

まとめ|白杖が必要になったら、まず専門窓口へ相談しよう

白杖は、スーパーやホームセンターで気軽に買えるものではありません。

専門の事業所や視覚障害者向け用品店、支援センターなどを通して購入するのが一般的です。

現在は専門店の通販でも購入できますが、初めて白杖を選ぶ方は、自分だけで長さや種類を決めないほうが安心です。

また、自治体によっては日常生活用具の給付制度を利用できる場合があります。

まずは、お住まいの市区町村や視覚障害者支援センターへ相談してみることをおすすめします。

今回の記事のポイント

  • 白杖は専門の事業所や販売店から購入する
  • 専門店の通販でも購入できる
  • 初めて選ぶ場合は専門家へ相談する
  • 自治体の給付制度を利用できる場合がある
  • 購入前に市役所や区役所へ確認する
  • 破損に備えて予備の白杖を持っておくと安心

次回は白杖の種類や先端チップについて紹介します

ここまで読んで、

「白杖にも種類があるの?」

と思った方もいるかもしれません。

実は白杖には、折りたたみ式や一本杖(直杖)などの種類があり、さらに先端のチップにもさまざまなタイプがあります。

持ち運びやすさや地面から伝わる感覚など、それぞれにメリットとデメリットがあります。

用途や歩き方によって使いやすさが変わるため、自分に合った白杖を選ぶことが大切です。

次回の記事では、折りたたみ式と一本杖(直杖)の違い、さらに先端チップの種類や特徴について、実際に使っている視覚障害者の視点から詳しく紹介します。

白杖選びで迷っている方や、「どれを選べばいいの?」と気になっている方は、ぜひ次回の記事も楽しみにしていてください。

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