「お好きな席へどうぞ」が困る!?視覚障害者が1人で外食するときに困ること6選

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こんにちは、カメちゃんです!

皆さんは外食をよくしますか?

我が家は夫婦で仕事の休みを合わせているので、休みの日には2人で外食に行くことも多いです。

誰かと一緒に外食するときは、正直そこまで困ることはありません。

でも、1人で外食すると、

「これ、困るんだよなぁ……」

と思う場面が意外とあります。

そこで今回は、視覚障害のある僕が、1人で外食するときに困ることを6つ紹介してみようと思います。

普段何気なく使っているものでも、

「視覚障害があると、こういうところで困るのか」

と思いながら読んでもらえればうれしいです。

では、早速いってみましょう!

視覚障害者が1人で外食するときに困ること6選

① タブレット注文|文字が小さい!自分のスマホなら使いやすい

最近、特に困るのがタブレット注文です。

タブレットの画面って、文字ちっちゃくないですか?

最近は本当にタブレットで注文するお店が増えました。

特にチェーン店の場合、メニューの数もかなり多い。

画面の中に商品名や写真、値段、カテゴリーなど、いろいろな情報が並んでいるので、僕にはかなり見づらいです。

「何が書いてあるんだ?」

「どこを押せば注文できるんだ?」

となってしまいます。

個人的には、お店のタブレットよりも、QRコードを読み取って自分のスマホから注文する「スマホオーダー」のほうが使いやすいです。

理由は単純。

自分のスマホなら、普段から使っているアクセシビリティ機能が使えるからです。

僕の場合はVoiceOverや色反転など、自分が見やすく、操作しやすいように設定しています。

同じデジタル注文でも、

「お店のタブレット」と「自分のスマホ」

では、使いやすさが全然違います。

② 券売機|「どのボタンやねん!」そして後ろからのプレッシャー(笑)

2つ目は券売機です。

ラーメン屋さんやうどん屋さんなど、麺類のお店でよく見かけますよね。

これも僕にとっては結構使いづらいです。

「どのボタンが、どの商品やねん!」

となります(笑)。

最近は券売機そのものがタッチパネルになっているお店もあります。

そして、もう一つ困るのが後ろに人が並んでいるとき。

自分では頑張って商品を探しているだけなのですが、後ろに列ができてくると、

「早く選ばないと……」

という謎のプレッシャーを感じます(笑)。

ゆっくり探したい。

でも後ろには人がいる。

あの圧迫感は、なかなか慣れません。

③ セルフレジ|画面が見えにくくても、配置を覚えれば何とかなる

3つ目はセルフレジや自動会計です。

これも使いづらいです。

そもそもタブレット注文と同じで、液晶画面の文字が見えにくいんですよね。

ただ、タブレット注文よりはまだ何とかなります。

レジの場合は、基本的に操作する場所や流れが毎回大きく変わらないので、一度覚えてしまえば使えることもあります。

それでも、

「現金はここ」
「カードはここ」
「最後にここを押す」

といった操作を確認しながら進めないといけません。

できることなら、僕は店員さんに直接会計してもらえるほうが楽です。

④ テーブルの上|「箸はどこ?」から食事が始まる

4つ目は、テーブルの上にあるものが分からないことです。

特に困るのが、

「箸、どこ?」問題。

注文を終えて料理が来ても、箸の場所が分からなければ食べられません。

そのため、テーブルの上を手で探すことになります。

箸だけではなく、醤油、ソース、七味などの調味料も、

「これは何?」

となることがあります。

とはいえ、僕は普段から調味料を追加することがあまりありません。

なんなら、お寿司も醤油なしでそのまま食べても平気な人です(笑)。

なので、絶対に必要なお箸やスプーン、フォークの場所さえ分かれば、だいたい何とかなります。

⑤ トイレ|場所が分かっても、たどり着くまでが大変

5つ目はトイレです。

何度も行っているお店なら場所を覚えているので問題ありません。

困るのは、初めて行くお店です。

まず、

「トイレがどこにあるのか分からない」

という問題があります。

そして場所が分かっても、トイレまでの通路が狭かったり、人がたくさんいたりすると移動しづらいことがあります。

なので、1人でご飯を食べに行くときは、できるだけお店に入る前か、お店を出たあとにトイレを済ませるようにしています。

誰かと一緒なら、ご飯を食べながら話をして長居することもあります。

でも1人なら、

食べる!
ごちそうさま!
帰る!

という感じなので、そもそもトイレを使わないことも多いです(笑)。

とはいえ、緊急事態は突然やってきます。

そんなときは困ります。

⑥「お好きな席へどうぞ」|いや、空いてる席が分からんのや!(笑)

最後はこれ。

お店に入って、

「お好きな席へどうぞ!」

と言われることがありますよね。

普通なら何でもない言葉だと思います。

でも僕としては、

「どこが空いてるかわからんのや!」

となります(笑)。

どの席に人が座っていて、どの席が空いているのか。

僕には見ただけでは判断できないことがあります。

空いている席を探しながら歩いて、すでに座っているお客さんにぶつかりそうになったり、実際にぶつかってしまったりすることもあります。

なので僕の場合、

「お好きな席へどうぞ」

よりも、

「こちらの席へどうぞ」

と案内してもらえるほうが圧倒的に楽です。

別に席へのこだわりはないので(笑)。

もちろん、白杖を見て僕が視覚障害者だと気づき、すぐに駆け寄って席まで案内してくれる店員さんもたくさんいます。

そういう経験が多かったので、最初はこの項目を書くこと自体を忘れていました。

じゃあ、1人で外食するときはどうしてる?

ここまで「困ること」を6つ紹介しました。

では実際に、僕が1人で外食するときはどうしているのか。

特別なことをしているわけではありません。

  • できるだけ混雑する時間帯を避ける
  • 自分のスマホで注文できるならスマホを使う
  • 分からないことは店員さんに聞く
  • トイレはできれば入店前か退店後に済ませる

だいたいこんな感じです。

特に1人で外食するときは、できるだけ混雑する時間帯を避けるようにしています。

お店がものすごく忙しそうだと、僕自身も店員さんに声をかけるタイミングを迷ってしまうからです。

少し時間をずらすだけでも、お店の中が落ち着いていて利用しやすいことがあります。

そして、もう一つ大事なのが、

分からなかったら、素直に人に聞く。

これです。

タブレットが使えない。

券売機が分からない。

空いている席が分からない。

そんなときは、無理に全部1人でやろうとせず、店員さんに聞いています。

困ることはある。でも、1人で外食は普通にできる

ここは、この記事で一番伝えておきたいところです。

ここまで読むと、

「視覚障害者が1人で外食するのって、かなり大変なんだな」

と思うかもしれません。

でも、誤解してほしくないことがあります。

視覚障害があるからといって、1人で外食できないわけではありません。

むしろ僕の場合、大抵のお店では普通に1人でご飯を食べられます。

タブレット注文が分からなければ店員さんに聞く。

券売機が分からなければ手伝ってもらう。

席が分からなければ案内してもらう。

そうすれば何とかなることがほとんどです。

もちろん、1人で外食するときは、あまりにも混雑しているお店を避けることもあります。

そのほうが僕自身も落ち着いてご飯を食べられるからです。

その代わり、誰かと一緒に外食するときは、あまり気にしません。

食べたいものを食べています!

なので、外食そのものに不満があるわけではありません。

白杖に気づいて助けてくれる店員さんも多い

そして最後に、これも伝えておきたいです。

個人のお店でもチェーン店でも、僕がこれまで利用してきたお店では、店員さんに助けてもらった経験がたくさんあります。

注文方法が分からないとき。

券売機が使えないとき。

席が分からないとき。

困っていることを伝えると、快く手伝ってくれる店員さんが本当に多いです。

それどころか、僕が何も言わなくても、白杖を見て声をかけてくれる店員さんもいます。

「こちらのお席へどうぞ」

こうやって案内してもらえるだけでも、僕としてはかなり助かります。

もちろん、お店や店員さんによって対応は違います。

それでも少なくとも僕自身は、これまで外食をしてきて、

「助けてもらえてありがたいな」

と感じることのほうがずっと多いです。

視覚障害があっても、せっかくなら外食を楽しみたい!

朝晩も少しずつ涼しくなってきて、いよいよ秋が近づいてきました。

秋といえば、食欲の秋!

奥様が作ってくれる家でのご飯ももちろん大好きですが、2人で食べに行く外食の時間も僕は大好きです。

そして、1人でふらっと食べに行くのも、それはそれで楽しい。

視覚障害があると、外食するときにちょっと困ることはあります。

タブレット注文が見えにくかったり。

券売機のボタンが分からなかったり。

「お好きな席へどうぞ」と言われて、

「いや、どこが空いてるかわからんのや!」

となったり(笑)。

でも、そんなときは工夫したり、ときには人に頼ったりすれば何とかなることがほとんどです。

困ることはある。
でも、それと「外食を楽しめない」は別の話。

せっかくご飯を食べに行くなら、困って不満が残る時間にするより、楽しく食べたい。

だから僕はこれからも、自分が利用しやすいお店や時間帯を選びながら、必要なときには周りの人にも頼って外食を楽しんでいこうと思います。

さて、次は何を食べに行こうかな(笑)。


今回紹介した「困ること」

① タブレット注文
② 券売機
③ セルフレジ・自動会計
④ 箸や調味料の場所
⑤ トイレの場所と移動
⑥ 「お好きな席へどうぞ」で空席が分からない

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