こんにちは、カメちゃんです!
僕は子どもの頃から、本を読むことが大好きでした。
小学校2年生から6年生まで、学年末には毎年「多読賞」をもらっていました。
クラスの中でたくさん本を読んだ人がもらえる賞です。
昼休みに友達と遊ぶのも好きでしたが、週の半分くらいは図書室へ行って、いろいろな本を読んでいました。
そんな本好きだった僕ですが、視力が少しずつ落ちていく中で、気がつけば本から遠ざかっていました。
普通の本を読むことが難しくなっていったからです。
でも、盲学校に入学したとき、
「視覚障害があっても、こんなふうに本を読めるんだ!」
と知る機会がありました。
- 文字を大きくして読む。
- 音声で本を聴く。
- パソコンやスマホを使って読む。
「本を読む=紙に印刷された文字を目で読む」
それだけじゃなかったんですよね。
そこから僕の読書生活が復活しました。
今回は、視覚障害のある僕が実際に使ってきた読書方法を4つ紹介します。
今でも使っているものもあれば、ほとんど使わなくなったものもあります。
良かったところだけではなく、
「これは使いにくかった」
「今はこういう理由で使っていない」
というところまで、忖度なしで書いていきます。
視覚障害があって本を読む方法を探している人はもちろん、
「最近、本を読んでないな」
「もっと効率よく本を読みたいな」
という人にも参考になればうれしいです。
それではいきましょう!
視覚障害者はどうやって本を読むの?
視覚障害者の読書方法は、大きく分けると、
「見やすくして読む」
そして、
「耳で聴く」
この2つがあります。
僕が通っていた盲学校の図書室にも、文字を大きくした本があったり、録音された本があったりしました。
ほかにも、パソコンやスマホを使って本をダウンロードして読む方法もあります。
視力や見え方は人によって違うので、どの方法が一番いいかも人それぞれです。
僕自身も視力の変化に合わせて、使う方法が変わってきました。
今回はその中から、実際に僕が使ったことのある、
- 拡大図書
- Amazon Kindle
- サピエ図書館+Voice of DAISY 5
- Amazon Audible
の4つを紹介します。
1.紙をめくって読める「拡大図書」
僕が最初に使っていたのが、拡大図書です。
普通の本よりも文字がかなり大きく印刷されていて、弱視でも読みやすく作られています。
19歳、20歳くらいで盲学校に通っていた頃は、僕も拡大図書なら目で読むことができました。
本好きだった僕にとって、やっぱり紙をペラペラと1枚ずつめくる感覚は好きでした。
「本を読んでるなぁ」
という感じがするんですよね。
ただし、文字を大きくする以上、どうしても本そのものが大きくなります。
普通なら1冊に収まる本が複数冊に分かれていたり、とにかく持ち運びが大変だったりします。
僕は家の中だけではなく、公園やカフェに行って本を読むのも好きだったので、この持ち運びにくさは結構なデメリットでした。
普通の本を拡大読書器で大きく映して読む方法もあります。
ただ、僕の場合は長時間使っているとかなり目が疲れました。
現在の僕には、そもそも長時間「目で本を読む」という方法自体があまり合わなくなっています。
そのため、今は拡大図書をほとんど使っていません。
とはいえ、
「視覚障害がある=音声でしか本を読めない」わけではありません。
見え方によっては、文字を大きくすることで紙の本を楽しめる人もいます。
2.現在一番使っている「Amazon Kindle」
次に紹介するのがAmazon Kindleです。
現在、僕が一番使っている読書方法です。
紙の本と違って、スマホやiPadなど1台あれば、たくさんの本を持ち歩けます。
僕にとって特に便利なのが、自分の見え方に合わせて文字の大きさなどを調整できることです。
紙の本では文字そのもののサイズは変えられませんが、電子書籍なら自分に合わせて調整できます。
以前はカフェへ行って、Kindleで小説を何時間も読んでいたこともありました。
もちろん、長時間読めば目は疲れます。
それでも、普通の紙の本では難しかった読書ができたのは大きかったです。
漫画を電子書籍で読めたのもうれしかったですね。
紙では途中までしか読めていなかった漫画の続きを、電子書籍で読めるようになりました。
Kindleは「耳」でも読める
そして、ここが視覚障害者にとってかなり便利なところです。
僕はiPhoneのアクセシビリティ機能「VoiceOver」を使って、Kindleの文字を読み上げてもらうことがあります。
目が疲れたら、途中から耳で読む。
という使い方もできます。
僕はビジネスの本や鍼灸マッサージの勉強など、何かを学びたいときにKindleを使うことが多いです。
VoiceOverで読めない本には注意
ただし、ここには注意点があります。
Kindleならどんな本でもVoiceOverで文章を読めるわけではありません。
文字がテキストとして収録されている本なら読み上げてもらえますが、文字そのものが画像になっているページではうまく読めません。
VoiceOverが「画像」「写真」などと読み上げるだけで、その画像の中に書かれている文章までは読めないことがあります。
そのため僕は、本を購入するときにはサンプルを利用して、
「この本はVoiceOverでちゃんと読めるかな?」
と確認してから購入するようにしています。
視覚障害があって、Kindleを音声でも使いたい人には特に知っておいてほしいポイントです。
Kindle Unlimitedを使っている理由
僕が現在Kindleを一番使っている理由の一つが、Kindle Unlimitedです。
月額980円(税込)で、対象となる500万冊以上の電子書籍、コミック、雑誌などを読むことができます。
※料金や対象冊数などの情報は2026年9月時点のものです。最新情報は公式ページをご確認ください。
僕の場合、料金に対して読める本の数が多く、自分の使い方には合っていると感じています。
もう一つ気に入っているのが、
自分では探さなかった本に出会えること。
普通に本を探していると、どうしても自分が好きなジャンルや似たような本ばかり選んでしまいます。
でもKindleを使っていると、おすすめされた本から、
「こんな本もあるんだ」
と、自分が今まで触れてこなかった本に出会うことがあります。
本屋さんを歩いていて、たまたま知らない本を手に取る。
僕にとっては、それに少し近い感覚です。
【広告】Amazonアソシエイトリンクを使用しています
Kindle Unlimited
気になる方は、現在の料金や無料体験・キャンペーンの対象になっているか確認してみてください。
Kindle Unlimitedを詳しく見る※料金・無料体験・キャンペーンなどは変更される場合があります。
3.お財布にも優しい「サピエ図書館+Voice of DAISY 5」
続いては、耳で聴く読書です。
僕がKindleの次によく使っているのが、サピエ図書館+Voice of DAISY 5です。
Voice of DAISY 5は、株式会社サイパックが開発・提供しているDAISY図書の再生アプリです。
サピエ図書館のアカウントと連携することで、アプリから読みたい本を検索し、ダウンロードして再生できます。
簡単に言ってしまえば、
サピエ図書館にある本をスマホで探して、耳で聴くために僕が使っているアプリ
というイメージです。
音声DAISYでは、録音された本を聴くことができ、再生速度も変更できます。
サピエ+Voice of DAISY 5を今でも使っている理由
幅広いジャンルの本を利用でき、
「これ聴いてみようかな」
と思える本が結構あります。
そして、僕にとって大きいのがお財布に優しいこと。
これは正直、今でも使い続けている理由の一つです。
小説や物語を楽しみたいときには、Voice of DAISY 5で耳から聴くことが多くなっています。
ただし、デメリットもあります。
- 読みたい本が必ずあるわけではない
- 新しい本は、すぐに利用できるとは限らない
- 作品によって読み手の声や読み方が違う
僕の場合、作品によっては少し聴き取りにくいなと感じることもあります。
それでも、今でもかなりお世話になっている読書方法です。
4.聴きやすさなら「Amazon Audible」
最後に紹介するのがAudibleです。
こちらも耳で本を聴くサービスですが、僕が特に感じるのは、
とにかく聴きやすい。
ということです。
プロのナレーターや声優などが朗読している作品があり、物語に入り込みやすいです。
以前は僕もAudibleをかなり使っていて、月に5冊以上聴いていた時期もありました。
その頃は、
「これだけ聴いたら十分元取れてるな」
と思っていました(笑)。
Audibleの聴き放題に対応するプレミアムプランは月額1,500円(税込)です。
※料金やプランなどの情報は2026年9月時点のものです。最新情報は公式ページをご確認ください。
ただ、僕の場合は毎月ずっと使うとなると少し高く感じるようになりました。
そのため現在は常に契約するのではなく、
「どうしてもこの本を聴きたい!」
というときなどに、短期的に利用することがあります。
特にサピエ図書館でまだ利用できない新しい本などを聴きたいときには便利です。
現在は月額880円(税込)で、毎月1冊を選んで聴けるスタンダードプランもあります。
僕のように聴き放題を利用する場合はプレミアムプランですが、どれくらい本を聴くのかによって選ぶのがいいと思います。
【広告】Amazonアソシエイトリンクを使用しています
Amazon Audible
気になる方は、現在の料金や無料体験・キャンペーンの対象になっているか確認してみてください。
Audibleを詳しく見る※料金・無料体験・キャンペーンなどは変更される場合があります。
耳で本を読むようになって変わったこと
僕が音声読書をするようになって感じたのは、
読書できる時間そのものが増えたことです。
目で文字を追わなくてもいいので、音声を聴ける場面なら本を楽しめます。
そして、再生速度を自分に合わせられるのも僕には合っています。
視力が落ちてから、音声を聴く速度はだんだん速くなったような気がします。
本だけではなく、YouTubeも基本的に1.75倍速で聴いています(笑)。
特に小説なんかは、
「このあとどうなるんだ?」
と先が気になってしまいます。
もちろん、速ければ速いほどいいわけではありません。
自分が内容を理解できて、楽しめる速度で聴ける。
これも音声読書の良いところだと思います。
結局、僕はどう使い分けている?
いろいろな方法を試してきましたが、今はKindleを中心に、サピエ+Voice of DAISY 5とAudibleを使い分けています。
- ビジネスや鍼灸マッサージなど、何かを勉強したいとき → Kindle
- 小説や物語などを楽しみたいとき → サピエ図書館+Voice of DAISY 5
- そこで見つからない新しい本や、どうしても聴きたい本があるとき → Audible
今の僕には、この組み合わせが合っています。
そして紙の本はというと……。
今ではほとんど読まなくなりました。
最近買った紙の本といえば、
「英語を勉強しよう!」
と思って購入した英単語帳くらいです。
現在、その英単語帳はどうなっているかというと……。
ほぼインテリアになっています(笑)。
せっかく買ったので、そのうちちゃんと使いたいと思います。
実際に使った4つの読書方法を比較
ここまで紹介した4つを、僕が実際に使った感覚で簡単にまとめるとこんな感じです。
| 方法 | 読み方 | 良かったところ | 気になるところ | 現在の僕 |
|---|---|---|---|---|
| 拡大図書 | 目で読む | 紙をめくって本を読む感覚を楽しめる | 大きくて持ち運びにくい | ほぼ使っていない |
| Kindle | 目+VoiceOver | 文字を調整できる・持ち運びやすい・たくさんの本と出会える | 画像化された文字などはVoiceOverで読めない場合がある | 一番よく使う |
| サピエ+ Voice of DAISY 5 |
主に耳で聴く | 幅広い本を利用でき、お財布にも優しい | 新しい本がすぐ利用できるとは限らない・作品によって読み手が違う | 2番目によく使う |
| Audible | 耳で聴く | プロの朗読で聴きやすい | 僕の場合、毎月利用するには料金が気になる | 聴きたい本があるときに利用 |
※サービス内容・料金・対象作品などは変更される場合があります。
視力が落ちても、読書を諦める必要はなかった
子どもの頃、僕にとって読書は身近なものでした。
図書室へ行って、本棚から気になる本を探して、ページをめくる。
でも視力が落ちていくにつれて、それが少しずつ難しくなり、いつの間にか本から離れていました。
当時は、
「本が読めなくなった」
と思っていたのかもしれません。
でも今振り返ると、少し違いました。
本が読めなくなったのではなく、今までと同じ読み方が難しくなっただけでした。
文字を大きくする。
スマホで読む。
VoiceOverに読んでもらう。
DAISYで聴く。
Audibleでプロの朗読を楽しむ。
読み方を変えれば、僕は今でも読書を楽しめています。
視覚障害があって、
「もう本を読むのは難しいかな」
と思っている人がいたら、自分に合った方法を一つ試してみてください。
そして視覚障害がなくても、耳で聴く読書は便利です。
「本を読みたいけど、なかなか時間が取れない」
という人にも、一つの選択肢になると思います。
読書は、目だけでするものじゃありません。
自分に合った方法で楽しめれば、それでいいと僕は思っています。
KindleやAudibleから試してみたい人へ
今回紹介した中で、僕が現在一番使っているのはKindleです。
また、耳で本を楽しみたいときにはAudibleも選択肢の一つです。
どちらも無料体験やキャンペーンが行われている場合があるので、興味がある人は現在の条件を確認してみてください。
【広告】Amazonアソシエイトリンクを使用しています
Kindle Unlimited
僕が現在一番よく使っている読書サービスです。
Kindle Unlimitedを詳しく見る※料金・無料体験・キャンペーンなどは時期や利用状況によって異なる場合があります。
【広告】Amazonアソシエイトリンクを使用しています
Amazon Audible
プロのナレーターや声優による朗読を楽しみたい人に。
Audibleを詳しく見る※料金・無料体験・キャンペーンなどは時期や利用状況によって異なる場合があります。
ちなみに、僕が実際に読んで面白かった本やおすすめしたい本についても、そのうち別の記事で紹介したいですね。
今回は長くなってしまうので、このへんで!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


コメント