視覚障害者はコンビニでどう買い物する?一人で買う工夫と困りごと

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視覚障害があると、商品の文字が読みにくかったり、欲しいものを見つけにくかったり、買い物にもいろいろな工夫が必要になります。

でも、買い物って生活から切り離せないんですよね。

食べ物や飲み物、日用品など、生活していれば何かしら買う必要があります。

そこで今回は、視覚障害者の僕がコンビニでどのように買い物をしているのかについてお話ししたいと思います。

結論から言ってしまうと、一番手っ取り早いのは、

「店員さんに手伝ってもらう」

これです(笑)。

これならコンビニでもスーパーでも、それほど買い物には困りません。

でも、それだけで終わってしまうと、ブログの記事としてあまりにも面白くないですよね(笑)。

そこで今回は、あえて「視覚障害者が一人でコンビニで買い物をする」というところにフォーカスしてみます。

  • 普段どのように商品を探しているのか
  • コンビニのどんなところで困るのか
  • 周りの人に何をしてもらえると助かるのか

この記事を通して、そんなことを少しでも知ってもらえたらうれしいです。

コンビニは商品の場所を予想しやすい

買い物の仕方を説明する前に、まずコンビニについて。

僕がいろいろなコンビニを利用していて感じるのが、店舗が違っても、商品の場所をある程度予想しやすいということです。

もちろん、すべてのコンビニが同じ配置というわけではありません。

ただ、僕の経験では、店の奥側に飲み物などが並んでいて、店内にはお菓子やパン、おにぎり、日用品など、それぞれの商品ごとにまとまって置かれていることが多いです。

入り口の近くには、ATMやコピー機などが置かれている店舗もよくあります。

そのため、

「お茶が欲しい」

「おにぎりが欲しい」

くらいであれば、店内に入った時点で、

「たぶん、あの辺にあるだろうな」

と、ある程度あたりをつけられます。

コンビニはスーパーと比べると店舗が小さく、置いてある商品の数も限られています。

選択肢が少ないというデメリットもありますが、僕にとっては 「商品を探す範囲が狭くなる」 というメリットでもあります。

問題は「欲しい商品をどう見つけるか」

飲み物売り場までたどり着けた。

ここまではいいんです。

問題はここから。

例えば僕が麦茶を買いたいとします。

飲み物が並んでいる場所は分かっても、

「この中で、どれが麦茶なんだ?」

という問題が発生します。

そこで僕が使っている方法の一つが、商品の形を覚えることです。

ペットボトルって、商品によって意外と形が違うんですよね。

よく買う商品なら、ペットボトルを触った感覚から、

「これ、いつものやつかも」

と分かることがあります。

さらに僕は、ペットボトルの硬さも一つの目安にしています。

炭酸飲料のペットボトルは、パンパンに張っているものが多いです。

僕は炭酸飲料があまり好きではないので、商品を触ってみてペットボトルがパンパンに張っていたら、

「これはやめておこう」

と判断することがあります。

もちろん、硬さだけで中身を正確に判断できるわけではありません。

あくまで、僕が商品を選ぶときに使っている目安の一つです。

僕は飲み物のメーカーなどにはそれほどこだわりがないので、

「最悪、思っていた商品と違っても飲めるものを選ぶ」

というのも、一人で買い物するときの方法の一つです(笑)。

どうしても特定の商品が欲しいときは、無理に自分だけで探そうとせず、店員さんに聞きます。


スマホも商品探しに使える

手で触っただけでは分からない商品もあります。

例えば、おにぎりやカップ麺。

そんなときに使えるのがスマホです。

以前の記事でも紹介しましたが、僕はiPhoneの「拡大鏡」を使っています。

スマホのカメラを使って、商品のパッケージに書かれている文字などを確認できます。

おにぎりなら、

「鮭」
「ツナマヨ」

など、大きく書かれている文字を確認できれば、何のおにぎりなのか判断できます。

僕の場合は、

① 手で触る
② 見える範囲で確認する
③ 分からなければスマホを使う
④ それでも分からなければ店員さんに聞く

こんな感じで買い物をしています。

📱 視覚障害者のスマホの使い方はこちら

僕が実際に使っているiPhoneのアクセシビリティ機能や設定について、こちらの記事で詳しく紹介しています。

視覚障害者はスマホをどう使う?iPhoneのアクセシビリティ機能を実体験で紹介

弱視だから「色」も大きなヒントになる

これは全盲ではなく、弱視である僕の場合の話です。

僕は商品の文字が読めなくても、パッケージの色やデザインで商品を判断することがあります。

アイス売り場などでも、商品の形や色、パッケージの雰囲気から、

「これ、いつも買っているやつだな」

と判断することがあります。

普段から買っている商品なら、意外と覚えているんですよね。

ただし、この方法には大きな弱点があります。

パッケージが変わると
分からなくなる(笑)。

妻に頼まれたコカ・コーラが見つからない!

最近、実際にこんなことがありました。

妻からお使いを頼まれて、コカ・コーラの商品を買いに行きました。

確か「コカ・コーラ プラス」という商品だったと思います。

妻から商品の写真を送ってもらっていたので、その写真を見ながらコンビニで探していました。

ところが、ない。

写真では白っぽいラベルだったので、それを目印に探していたのですが見つかりません。

結局、店員さんに確認してもらいました。

すると、どうやら商品のラベルが変わっていたようです。

商品自体は目の前にあったのに、僕は、

「これは違うな」

と思っていました。

このとき初めて、

「自分って、思っている以上に商品の色やパッケージで覚えているんだな」

と気づきました。

文字を読んで商品を覚えているというより、形や色、デザインなどをまとめて記憶しているんですよね。

だからパッケージが大きく変わると、僕の中では一瞬「別の商品」になってしまいます。


実はコンビニでの買い物には、それほど困っていない

ここまでいろいろ書きましたが、正直なところ、僕はコンビニでの買い物にはそれほど困っていません。

理由の一つは、普段買うものがだいたい決まっているからです。

コンビニにはたくさんの商品があります。

でも、生活の中で自分が買うものって、意外と限られているんですよね。

・いつも飲むもの
・よく食べるおにぎり
・たまに買うお菓子

何度もコンビニを利用していれば、商品の場所や特徴も少しずつ覚えていきます。

もちろん、全盲の人や見え方が僕とは違う人の場合、買い物の方法も変わってくると思います。

あくまで弱視である僕の場合ですが、昼間に一人でコンビニへ行って買い物をすることは、それほど大きな問題ではありません。

細かい商品の違いを比較したいときや、

「本当にこれで合ってる?」

と不安になったときは店員さんを呼びます。

やっぱり最後は、
店員さんに見てもらうのが
一番間違いないです(笑)。

商品より困るのが、通路にある「想定外のもの」

ここからはちょっと番外編。

コンビニで僕が意外と困るのが、通路に置かれている買い物かごや段ボールです。

白杖を使って歩いているので、足元にあるものには杖が当たります。

ただ、いつも何もない場所に突然買い物かごが置いてあったりすると、杖をぶつけて動かしてしまうことがあります。

品出し中の段ボールも同じです。

もちろん、商品を並べるためには必要なので、

「段ボールを置かないでほしい!」

という話ではありません。

ただ、何段も高く積み上げられていると、白杖や体が当たった拍子にひっくり返してしまうことがあります。

ケガをするというより、

「うわっ!やってしまった!」

と焦るんですよね(笑)。

できれば段ボールはコンパクトにまとめてもらえると、白杖を使っている人にとって歩きやすくなると思います。

また、もし白杖の音が近づいてきたときに、足元へ買い物かごなどを置いていたら、少し避けてもらえるだけでも助かります。

大げさに何かをする必要はありません。

通り道を少し空けてもらえるだけで十分です。

セルフレジはやっぱり使いにくい

最近増えてきたセルフレジは、正直、視覚障害がある僕にとって使いにくいです。

特に困るのが、タッチパネルが見えにくいこと。

さらに、カードをかざす場所やバーコードリーダーの位置も分かりにくく、初めて使うタイプのセルフレジでは戸惑います。

「どこを操作すればいいのか」
を探すのが大変なんです。

有人レジがあればそちらを利用できますし、分からなければ店員さんに声をかけます。

ただ、店内が混んでいるときなどは、

「セルフレジをサッと使えたら楽なのにな」

と思うことがあります。

もう少し視覚障害者でも使いやすくなったら、うれしいところです。


視覚障害があっても、自分なりの方法で買い物している

視覚障害があっても、僕は見える範囲の情報や、商品の形、色、触った感覚、スマホなどを使って買い物をしています。

それでも分からなければ、店員さんに聞く。

自分でできるところは自分でやって、
分からなければ人に頼る。

僕にとっては、それが一番買い物しやすい方法です。

もしコンビニで白杖を持った人を見かけても、

「買い物できるのかな?」

と必要以上に心配する必要はないと思います。

その人なりの方法で買い物をしているかもしれません。

ただ、困っている様子だったら、

そんなときは一言、

「何かお手伝いしましょうか?」

と声をかけてもらえるとうれしいです。

そして、通路にある買い物かごを少し避ける。

段ボールをできるだけコンパクトにまとめる。

そんな小さなことでも、視覚障害者にとって買い物しやすい環境につながります。

今回のまとめ

✓ コンビニは商品の場所を予想しやすい

✓ 商品の形や硬さも判断材料になる

✓ 弱視の僕は色やパッケージもヒントにしている

✓ 分からない商品はスマホで確認する

✓ 買い物かごや段ボールなど、通路の障害物は困りやすい

✓ 最後は店員さんに聞くのが一番確実(笑)

この記事を通して、

「視覚障害者って、こんなふうに
コンビニで買い物しているんだ」

と少しでも知ってもらえたらうれしいです。

それでは、また次の記事で!

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